レター・ヘッド  : 湘南台バプテスト教会

今週のレター・ヘッド2014年1月



2014年1月26日(日)  礼典・友愛の働き〜主のミニストリー〜
  牧師 坂元 俊郎

 私たちの教会では礼典執事の職務範囲は礼拝、礼典、音楽の範囲を含んでいま す。礼典執事の働きについて書いてみましょう。

1)礼拝・礼典・音楽のミニストリー(働き)

 教会はイエス・キリストに示された様々な働きを担っています。礼拝、礼典、教会音 楽は最も大切な聖書的ミニストリーです。主日礼拝の式順、クリスマス、イースター、 イブ礼拝、結婚式、婚約式、特別集会、音楽集会などのプログラムの立案、奏楽 者、指揮者、聖歌隊の訓練、司式者の専任、二つの礼典の補助者の専任、献金奉 仕者の選出、生花当番の確認、受付や案内の専任等多様な色々な奉仕の認定をし なければなりません。教会音楽の分野では選曲、楽譜の確保や保管、音楽研修会 の開催や参加推進などの働きを担います。

2)友愛のミニストリー

 私たちの教会では友愛の担当を決めています。友愛委員は誕生日のお祝い、クリ スマス、イースター、結婚式などのパーティーの準備や司会者の選出、時にはこのよ うな祝会のプログラム全体を作成などもその職務内容に入ります。祝福の会が落ち 度なくスムーズに運ぶために祈りつつ働くことが大切です。時には葬儀などの際に は葬儀社との連絡を取ったり、牧師や他の執事たちと相談して準備をしなければな りません。忍耐深い働きが求められます。

3)協力と「共に」を大切にしつつミニストリーを行う

 礼典執事と友愛委員のミニストリー(主の働き)を考えると多くの手助けや協力が 必要であることがわかると思います。一人ですべてを負い切ることはでません。また 一人ですべてを負って他者と分かち合えないことは主の働き(ミニストリー)としてふさ わしくないと思います。多くの方々と細かい仕事を負い、また分担し協力しながら共 に働きを分かち合い、教会はぶどうの枝であることを第一にし、共々に働きを負い 合う「キリストの体」を形成していくことが教会の本質ということができるでしょう。礼典 執事はキリストの体の要として、会員とキリスト、キリストと社会を結んでいく役割を 担っているのです。




2014年1月19日(日)  執事の役割〜ただあるは神の恵み〜
  牧師 坂元 俊郎

 先週は執事の選挙を行いました。私たちの教会の新しい執事が選出され新しい 出発をしました。執事の役割について書いてみましょう。

1)教会より委託を受ける執事

 教会は教会の規模によって執事の数は違います。私たちの教会は各執事に分野 を決めて仕事を委託していきます。伝道、教育、礼典、財務、総務の5分野です。こ れらの分野を信徒や牧師と協力しながら果たしていきます。これらの仕事の範囲 は、教会から委託された分野であり本来は「教会」の仕事なのです。教会員よりこれ らの仕事を委託されるのです。執事は教会の仕事を独占するのではありません。教 会員は教会の働きを手離しするのではありません。執事は信徒に仕事を還元し、信 徒は一定の分野を責任をもって委託するのです。

2)僕としての執事

 執事になることは一定の権威を得たり地位を獲得して上位に立つことを意味しま せん。むしろ僕の働きを担います。執事を表すディーコノスは奉仕者、祝宴の使用 人、給仕役、奉仕者、お世話役、仕える者などの意味を持ちます。イエス様もご自分 を仕える者と呼んでおられ、また「すべての人の僕となるように」と教えています。功 績に寄らず、ただ神の恵みとして与えられるものでありそれ以上の者ではないので す。まさに「神の恵」として成立するものです。

3)会衆を生き生きとさせる執事

 この様にして執事は食卓を生き生きとさせ、祝宴が楽しくなるようにする者です。執 事は委託して下さった会衆がいきいきとするように環境を整えていくものなのです。 信徒が生き生きと主の恵に与れるように心を配り、聖霊の働きが豊かに一人一人 や共同体に湧き上がるように導いていくのです。もちろん最初から完全な仕事は出 来ませんが、熟練した執事になるために失敗や成功を気に掛けすぎないようにしつ つ、練達した執事へ成長することが大切です。それだけに執事は良く祈り、人の心 をよく捉え、対話する力、精進する忍耐力が必要なのです。主の御心を求め続け、 罪の許しを与えられつつ奉仕するのです。




2014年1月12日(日)  教会政治〜執事選挙〜
  牧師 坂元 俊郎

 バプテスト教会は17世紀に始まって以来民主的教会運営を目指して来ました。執 事選挙は民主的な運営の一つの目印と言って良いでしょう。

1)総会の大切さ

 バプテスト教会では教会の最高決議機関は「教会総会」です。教会の信仰告白、 教会の運営、伝道方策の決定、役員や教師の選任、予算や決算承認など教会の 根幹に関わる項目は総会で決定されます。信徒及び牧師や教職者は等しく議員とし て一票が与えられます。総会開催の手続きについても総会の招集、議長団の選出 や議事採決や否決のプロセスは民主的な議事法に沿って行われることが教会運営 の基本とされるのです。このようなプロセスは教会政治と呼ばれていますが、教会の 「公共性」を大切にするのがバプテストの特徴です。

2)執事の働き

 執事は教会の信仰告白に則って働きを行うのが基本であると言えるでしょう。特に バプテストの特徴は会衆派の教会を目指しますので信徒と牧師と主事などが協同し て教会形成にあたることを目指します。又政教の分離原則と国家への見張り役とし ての教会の働きを強調して来たバプテストらしい特徴がありますので、これらの点に ついて教会形成の土台にしつつ働くことが望まれるでしょう。又伝道と牧会と教育と 財政基盤の充実には献身的であるべきと考えます。

3)全体主義は取らない

 教会の運営は時にリーダーシップの強い信徒や牧師が独占する場合があります。 信徒に任せておくとどう進むか分からないし、話し合いは時間がかかるし、ことはド ンドン進めれば良いというのです。しかしバプテストは信徒であれ牧師であれ、誰が リーダーシップを取るにしても「全体主義的な運営」は取らないのが特徴です。一般 にバプテスト教会は学びあいと話し合いと合意に至るまでのプロセスを丁寧に行う 教派として成長してきました。信徒の主体的な責任と意見を大切にする、つまり簡単 に責任を放棄しない教派的な特徴をもっています。バプテスト教会は責任の自覚と 献身的な奉仕によって成立します。




2014年1月5日(日)  教会の新しい出発の基
  牧師 坂元 俊郎

2014年の新しい年が始まりました。この1年も三位一体の神の深さと広さを体感出 来るように日々を慎重に過ごしたいと思っています。

1)新しい契約(コリントの信徒への手紙二 11:25):贖いによる新しさ

 教会の新しさはキリストから来ます。人間的な喜びや楽しみも勿論私たちを新しくさ せます。しかし教会の本質的な新しさはキリストから来ます。パウロは「キリストの血 による新しい契約」が教会の新しさの根源であることを語ります。イエス・キリストの 十字架上の死が教会の根源だと言い切ります。これは古い人間への新しい契約な のです。日が変わりカレンダーが変わることはキリストの新しい契約にすぐるもので はないのです。年号や月日が新しくなることよりも更らに大切な「キリストの血による 新しい契約」こそが人生の新しさなのです。

2)「古い人を脱ぎ捨て新しい人を身に着ける」(エフェソの信徒への手紙 4:23)

 聖書は今までの古い自分を脱ぐことを勧めます。自分の今までの思い、自分の今 までの教会観、今までの人生観を脱ぎ捨てることを勧めます。上着を脱ぐように脱ぎ 捨てるのです。そして新しい上着を着ます。それは新しい人つまりキリストであり、キ リストによって新しくされた自分自身こそが新しい。キリストにあって死に、聖霊によ って新生することこそが新しいのです。また聖書を読み神の言葉による霊感によっ て、新しい自分を形成していくと言ってもいいかも知れません。

3)「義の宿る新しい天と地を・・・待ち望む」(ペトロの手紙二 3:13):終末の新しさ

 更に聖書は正義が宿る新しい天と地を待ち望むようにと語ります。キリストの愛と 正義を一層深く知ることを求めることを勧めます。天と地は焼け、天地は滅び、天と 地は失われて行くだろうと語ります。しかし神は新しい義に満ちた天と地が到来する と語ります。あらゆる物が滅びた先に来るものは神の正義なのです。すべてが虚しく 終わることはないのです。この終末の喜びを教会は証し生きるのです。伝道とはこ の終末の喜びの到来を生きることです。教会はこの告白と希望をあらゆる絶望より も優先します。私たちの教会はこの希望に生きます。今年も時代を支配する絶望を 後に置き、新しい希望に生きましょう。